ディスプレイのバックライトの輝度を一時的に変更するソフトです。
明るい場所などで一時的に最大輝度にしたいと思って作成しました。
カスタマイズすることで、ある程度の機種に対応します。
■使用方法■
同梱のBLBoost.exeを好きな場所にコピーして、実行してください。
起動時にBLBoost.ini(オプション設定ファイル)を参照します。
設定は1行1つで、次のように書きます。
BLMax=最高輝度
BLBoostを起動したときに設定する最高輝度を数値で指定します。
機種により、最高輝度の数値は異なります。
例)BLMax=10
BLMin=最低輝度
BLBoostを起動したときに設定する最低輝度を数値で指定します。
例)BLMin=0
最低輝度はユーザーが使用したい数値を設定するので、デフォルト値はありません。
BLMinを指定すると、BLTimeの設定によってBLBoostの動作が変わります。
・BLTimeが0のとき
最高輝度と最低輝度のトグル動作になります。
BLBoost起動時、バックライト輝度設定がBLMaxの場合、BLMinに輝度を設定して終了。
それ以外のときはBLMaxに輝度を設定して終了。
・BLTimeが0でないとき
バックライト輝度をBLMaxにして、BLTime秒持続した後、BLMinに輝度を設定して終了。
BLTime=最高輝度持続時間
最高輝度を持続する時間を秒単位で指定します。
1で1秒です。
0にするとバックライトを最大輝度に設定したまま、元の輝度には戻しません。
例)BLTime=5
RegAC=外部電源用輝度設定レジストリ
外部電源使用時の輝度が設定されているレジストリ名を指定します。
例)RegAC=ACBrightness
RegBatt=内部電源用輝度設定レジストリ
内部電源(バッテリ)使用時の輝度が設定されているレジストリ名を指定します。
W-ZERO3シリーズでは、BatteryBrightnessと設定されているようです。
例)RegBatt=BrightNess
BLBoost.iniがBLBoost.exeと同じフォルダに存在しないなどiniファイルが読み込めない場合、
また、iniファイルに設定項目が記述されていない場合、
上記の 例)の値がデフォルトの値として設定されます。
BLBoost.exeを実行すると、iniファイルがある場合はその設定を読み込み、
最高輝度に設定した後、一定時間後に元の輝度に戻して終了します。
ウィンドウは表示しません。
起動オプションとして、
BLBoost.exe 最高輝度数値( 持続時間)
例)BLBoost.exe 10 5
例)BLBoost.exe 10
として起動すると、バックライトをその輝度に設定し、持続時間後に元の輝度に戻して終了します。
持続時間を0、または設定しない場合、元の輝度には戻しません。
BLBoost.exe 最高輝度数値 持続時間 最低輝度数値
例)BLBoost.exe 10 0 1
として起動すると、起動するたびにバックライト輝度を10か1にトグルして終了します。
例)BLBoost.exe 10 5 1
として起動すると、バックライト輝度を10にして5秒持続し、輝度を1にして終了します。
起動オプションが設定された場合、iniファイルの設定より優先されます。
レジストリを使用しておりませんので、アンインストールは
exeやiniなど関連ファイルを削除するだけでOKです。
更新は基本的にBLBoost.exeファイル上書きでOKです。
■対応機種■
Windows Mobile 2003以降。
■ダウンロード■
BLBoost ver. 0.01a blboost.zip
■バージョン履歴■
ver. 0.01a
・最高輝度持続時間を、ミリ秒単位でなく秒単位に。
・最高輝度持続中は、システムのバックライト消灯時間設定を無効に。
・最低輝度を設定。最高輝度後の輝度設定とトグル輝度の設定を可能に。
・RegBattオプションが機能しないバグフィックス。
ver. 0.00a
・公開。
■サポート■
プログラミングはずぶの素人なので、たくさんバグが潜んでいると思います。
フリーソフトなので自己責任で使用してください。
■謝辞■
非常に有益な情報やソフトをネットで公開してくださっている
作者の皆様に感謝いたします。
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