日付メモソフトLLogのマニュアルです。
ダウンロードはこちらから。
■インストール■
同梱のcabファイルをデバイス上で実行する、もしくはLLog.exeファイルをコピーすることで、
インストールされます。
初回は「Can't open '\My Documents\LLog.txt'」というエラーダイアログが表示されます。
これはLLogの標準データファイルが見つからないというメッセージで、気にしなくて大丈夫です。
okボタンを押して閉じます。
アンインストールは、必要であればOptionの[DelReg]でレジストリを削除した後、
設定フォルダにあるプログラムの削除からアンインストールしてください。
■画面■
LLogのデータ表示画面は、全ての日付メモデータを表示するHome、
タグや検索文字列で絞り込まれた日付メモデータを表示するFilter、
タグから次の日付データを予想表示するNext、の3つがあります。
Home
Filter
Next
HomeとFilterは表示方法が同じです。
リストの1行が1つの日付メモデータを表示しています。
データの並び方は経過日数が大きいほど上に来ます。
Home
Filter
日付メモデータは左から順に日付(Date)・間隔(Ival)・件名(Subj)・数値(Num)と表示されます。
間隔は前の日付メモからどれだけ日数が経っているかを表示します。
Homeでは各日付メモの第1タグによる間隔が表示されます。
Filterでは1つ上の日付メモからの間隔が表示されます。
Filterで画面一番下の件名が-Next-と表示されている行は、
間隔・数値の平均値による次の予想日付・数値を表示します。
データの表示色は経過日数に応じて変化します。
背景色は今週・今月・今年の区切りで変わります。
選択色で表示されている日付メモデータは、表示・編集・削除等の対象となります。
方向キー[→]を押すと次のページが表示されます。
方向キー[←]を押すと前のページに戻ることができます。
アクションボタンを押すと選択データのタグで絞り込んだFilter画面を表示します。
画面一番下の件名が-Next-と表示されている行でアクションボタンを押すと、Next画面表示になります。
画面をタップ&ホールドすると編集メニューがポップアップします。
これはFileメニューEditと同じです。
NextはHomeやFilterと違い、日付メモの替わりにタグ一覧が表示されます。
Next
タグは、そのタグを持つデータの間隔から予想される日付順に並びます。
タグ名の横に併記される数はそのタグを持つ日付メモの数です。
Numには各タグを含む日付メモの数値の合計が表示されます。
選択タグでアクションボタンを押すと、そのタグで絞り込んだFilter画面を表示します。
タグ名が-Today-と表示されている行でアクションボタンを押すと、Home画面表示になります。
どの画面の状態でも、アクションボタンをホールドするとHome画面に戻ります。
(オプションでポップアップ編集メニュー表示にできます)
■カラムヘッダ■
LLogのデータ表示画面上部には、カラムヘッダがあります。
各列の名称を表示すると共に、件名(Subj)にデータ数を表示します。
Filterでは、件名に[ ]付きで絞込みタグまたは-Filter-の表示、
間隔(Ival)に平均間隔、数値(Num)に合計値を表示します。
Nextでは件名(Subj)がタグ(Tag)表示に変わります。
カラムヘッダの境をドラッグすることで、ヘッダの幅を調整、
ヘッダ自体をドラッグすることで位置の入れ替えができます。
Home・Filterではヘッダをタップすることで、その項目でのソートが可能です。
間隔(Ival)ヘッダをタップすると標準のソート状態に戻ります。
■メニュー■
メニューバーにある2つのメニューのうち、左のメニューはViewコマンドで、
フォーカスのある日付メモの情報を編集ダイアログで表示します。
もう1つはFileメニューで、以下のコマンドがあります。
・TagList…登録されているタグの一覧を表示し、選択したタグを持つ日付メモをFilter画面表示します。
・TagIns …現在のリストの日付メモ全てにタグを挿入・削除します。Home・Filterで有効です。
・Filter …タグや検索文字列・数値・日付を元に日付メモを検索し、Filter画面表示します。
・Next …Next画面表示します。
・Home …Home画面表示します。
>>Edit …選択した日付メモに対して編集コマンドを実行します。Next画面では無効です。
・Dupli…選択した日付メモを複製して編集ダイアログを表示します。
・Edit …選択した日付メモを編集します。
・Add …日付メモを新規作成します。
・Del …選択した日付メモを削除します。
・Out …選択した日付メモをFilterリストから除外します。Home画面では無効です。
・Tag …選択した日付メモのタグリストを表示します。
>>Ext …拡張コマンドを実行します。
・Option …LLogの設定を変更します。
・WidthFix …現在のカラム幅の固定をトグルします。一時的に幅を変更して表示したいときに使用します。
・WidthSave…現在のカラム幅をレジストリに保存します。ソフトの標準設定になります。
・Reverse …現在のFilterリストに含まれていない日付メモをFilter画面表示します。
・Paste …クリップボードにコピーされた日付メモデータを追加登録します。
・SaveAs …現在のリストの状態を別名ファイル保存します。保存後、そのファイルを読み込むか問い合わせます。
・Open …LLogデータファイルを読み込みます。
・Exit …LLogを終了します。
■タグ■
LLogでは日付メモにタグを付けることができます。
タグを付ける事で、同種の日付メモを絞り込んでリスト表示することができます。
アクションボタンを押すと、フォーカスのある日付メモのタグによって、
タグ登録順に連続絞り込み切替表示もできます。
メニューのTagListで、登録されているタグ一覧を表示し、
選択したタグを持つ日付メモをFilter画面表示できます。
メニューのTagInsで、現在のリストの日付メモ全てにタグを挿入・削除できます。
ダイアログのタグ欄に表示される意味不明の文字列はテンポラリ用の文字列です。
作業用に一時的にタグを付ける用途に使用します。
LLogでは日付メモへのタグ登録順にアクションボタンによる連続絞り込み切替表示ができるので、
タグの挿入位置を指定します。
Optionでタグヘッダ文字列(NextHeader)が設定できます。
ここで設定した文字列を始めに含むタグのみをNext画面表示することができます。
(何も設定がない場合、すべてのタグをNext表示)
■フィルタ■
日付メモはフィルタによって絞り込み、Filter画面表示します。
フィルタには、アクションボタンによるタグ絞り込み、TagListによるタグ絞り込みの他に、
Filterコマンドによる絞り込みがあります。
Filterコマンドでは、件名(Subj)・タグによる絞込みの他に、日付や数値によって絞込みができます。
[ ▼] …件名(Subj)検索文字列・タグを指定します。
[x]Subj [ ]OR [ ]NOT [x]Ignore …検索文字列に関する指定をします。
Subj …チェックで件名(Subj)文字列検索をします。チェックなしでタグ検索をします。
タグ検索でタグを指定しない場合、タグのない日付メモが該当します。
OR …チェックで現在のFilterリストにHomeリストからの検索結果を追加します。
チェックなしで現在の表示リストから検索します(and検索)。
NOT …チェックで検索文字列・タグが含まれない日付メモを該当とします。
Ignore…チェックで検索文字列の英文字を、大文字小文字を区別しないで検索します。
[ ][2012/06/09] [ ][2012/06/09] …日付範囲による検索をします。
開始日付と終了日付を別に有効・無効にできます。
[ ]Min[ ] [ ]Max[ ] …数値範囲による検索をします。
最小数値と最大数値を別に有効・無効にできます。
[ ]exclude zero …チェックで数値が0の日付メモを除きます。
日付検索と数値検索は他の検索項目とのand検索(他が該当していれば該当)になります。
他の検索項目の指定がなければ、単項目の検索になります。
■編集■
メニューから編集を実行すると、選択されているデータの編集画面を表示します。
[ ]…件名(Subj)です。
[2012/06/04][ ][13:11]…日付(Date)です。チェックすると時刻も有効になります。
日付の設定にカレンダーも利用できます。
[x]- [0 ]…数値(Num)です。チェックするとマイナスの値になります。
標準でチェックするかどうか、Optionで設定できます。
[ ▼][ ]…左が登録候補タグ、右が日付メモに登録されているタグのリストです。
[Ins][Del][Up][Dn]…登録候補タグで登録タグを選ぶ・もしくは入力して、
Insボタンを押すと日付メモのタグに登録されます。
日付メモのタグを選択してDelボタンを押すと日付メモのタグから削除されます。
日付メモのタグを選択してUpボタンを押すとタグの順番を1つ上にします。
日付メモのタグを選択してDnボタンを押すとタグの順番を1つ下にします。
登録候補タグ欄に何も入力されていない状態でInsボタンを押すとタグ一覧画面が表示され、
タグを選択することができます。
okボタンを押すと編集結果が保存されます。
■データについて■
LLogのデータファイルはタブ区切りのテキストデータ、いわゆるTSVファイルです。
1行が1つの日付メモデータになっています。
普通のテキストエディタで編集可能です。
テキストエディタでLLogファイル1行分のテキストをクリップボードにコピーし、
LLogでメニューExtのPasteで貼り付けることができます。
主に拙作TodayCounterからのデータ渡しのための機能です。
一度に受け取れるデータは日付メモ1つ分のデータです。
データファイルは標準で\My Documents\LLog.txtになっていますが、
メニューのOpenで別のファイルを開くこともできます。
LLog起動時に読み込まれるファイルは前回終了時のファイルになっています。
データは編集されると自動的に保存されます。
メニューExtのSaveAsで現在のリストの状態を別名ファイル保存することができます。
保存後、そのファイルを読み込むか問い合わせます。
■オプション■
LLogはオプションを設定することで、動作をカスタムすることができます。
メニューExtのOptionから設定します。
Font[14] [x]ClearType …表示文字の大きさを設定します。チェックするとクリアタイプ表示になります。
[x]DayCount [ ]Num0Count …日付に経過日数も表示します。数値の平均カウントに数値が0のものも含めます。
[x]Home by action Button …アクションボタンをホールドすることでHome画面に戻ります。
チェックなしで、編集メニューをポップアップします。
ActTag[3] [ ]no limit …アクションボタンによるタグ絞り込み連続切替を何番目のタグまで実行するか設定します。
チェックすると無制限になります。
WDay[SunMonTueWedThuFriSat] …日付に表示する曜日文字列を設定します。
設定文字列を7で割った文字数分日付の後に表示されます。
7で割り切れなかったり、文字列が設定されていない場合表示されません。
[x]EditMinus [x]EditTotal …新規編集画面で数値にマイナスチェックをします。
NextデータをViewで表示したとき、件名(Subj)欄に数値合計を表示します。チェックなしで平均間隔を表示します。
NextHeader[ ] …Next画面に表示するタグのヘッダ文字列を設定します。
設定なしですべてのタグが表示されます。
[DelReg] …オプション設定が保存されているレジストリを削除します。
確認ダイアログが出るので、OKして削除します。
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