■ソフト紹介■
Pocket Mapple Digital Ver.9,Ver.10(以下PMDと略)用フルスクリーンユーティリティーソフトです。
フルスクリーン状態を保ち、フルスクリーン状態のまま色々な機能を実行します。
■使用方法■
同梱のPMDFSPlus.exeを好きな場所にコピーし、PMDが起動した状態で実行すると常駐します。
PMDの地図画面をタップ&ホールド、もしくは
PMDFSPlus.exe menu
PMDFSPlus.exe menuB
とオプション付きで実行すると、ポップアップメニューを表示します。
menuは時刻とGPS接続状態、menuBは加えてバッテリ状態を表示します。
PMDFSPlus.exe menu2
PMDFSPlus.exe menu2B
とオプション付きで実行すると、ポップアップメニュー2を表示します。
menu2は時刻とGPS接続状態、menu2Bは加えてバッテリ状態を表示します。
常駐中はフルスクリーン状態を一定時間ごとにチェックし、フルスクリーンが崩れていたら、
修正します。
◆崩れた状態
◆正常な状態に
PMDFSPlus.exe 更新時間
という風に起動すると、フルスクリーン更新時間を設定して常駐します。
更新時間はミリ秒単位。1000で1秒です。
設定しない場合、500ミリ秒に設定されます。
起動時の実行ファイル名を
PMDFSPlusZ.exe
PMDFSPlusIZ.exe
とすると、PMDをズームバー表示フルスクリーン状態にします。
PMDFSPlusI.exe
PMDFSPlusIZ.exe
とすると、PMDをステータスバー表示フルスクリーン状態にします。
PMDFSPlusN.exe
とすると、なにもせずそのままの状態です。
それ以外の起動は、PMDをズームバー・ステータスバーなしのフルスクリーン状態にします。
終了する場合は、ポップアップメニューから拡張-PMDFullSc+終了を選択します。
また、PMDが終了すると、PMDFullScPlusも終了します。
常駐した状態で、
PMDFSPlus.exe menu
PMDFSPlus.exe menuB
以外の起動をすると、常駐を解除してPMDFullScPlusを終了します。
レジストリを使用しておりませんので、アンインストールは
exeなど関連ファイルを削除するだけでOKです。
更新は基本的にPMDFSPlus.exeファイル上書きでOKです。
■ポップアップメニュー■
フルスクリーン状態ではメニューにアクセスできないので、ポップアップメニューで
PMDのメニュー機能にフルアクセスできるようにしました。
カスタム選択モードと地図回転モード本来のタップ&ホールドメニューはキャンセルされます。
左ソフトキーでこのポップアップメニューが表示されます。
相違点は拡張メニューとテキスト入力です。
◆拡張
・全画面 … フルスクリーン状態にします。
・全画面+ズームバー … ズームバー有りのフルスクリーン状態にします。
・通常画面 … 通常の画面状態にします。
・ステータス表示 … ステータスバーを表示します。
・バッテリ表示 … ポップアップメニューのバッテリ表示を切り換えます。
・カーソルズーム … 上下左右方向ボタンでズーム調整するカーソルズームモードを切り換えます。
・仮想画面 … 仮想画面状態にします。
・モード解除 … 地図移動・カスタム選択・地図回転のいずれにも属さなくなります。
・キーリピート … キーリピート抑制状態を切り換えます。
・PMDFullSc+終了 … PMDFullScPlusを終了します。通常画面状態になります。
◆中央に移動
タップ&ホールド位置を画面中央に移動します。
◆テキスト入力(中央)
画面中央にカスタムテキスト入力するためのダイアログを設定します。
◆テキスト入力
タップ&ホールド位置にカスタムテキスト入力するためのダイアログを設定します。
◆キャンセル
ポップアップメニューを閉じます。
PMDのメニュー取得が有効になっていると、このポップアップメニューの最下行は
現在時刻とGPS接続時間の表示になります。
表示例)12:34 [00:56]● 78%
現在時刻12時34分、GPS接続時間56分、現在接続中、バッテリー残量78%という表示です。
GPS接続時間は単にPMDがGPS接続しているというだけで、実際にGPSが有効な時間というわけではありません。
GPS接続時間は接続終了後も最終的な接続時間を表示します。
再接続するとリセットされます。
GPS接続時間はmenuオプション起動時は表示されません。
[ ]の後の●は接続中というしるしです。
接続してないときは表示されません。
■ポップアップメニュー2■
ポップアップメニューは全機能にアクセスすることを目的にしているため、機能の実行時に深い階層まで何回もタップする事があります。
そこで個人的に頻繁に使う機能のみ集めたポップアップメニュー2を用意しました。
指で押しやすいように、1つ1つセパレータで区切ってます。
右ソフトキーでこのポップアップメニューが表示されます。
◆目的地方向・移動 … カスタム情報-目的地方向・移動... です。
◆地図移動モード … 地図-地図移動モード です。
◆GPS位置取得 … 地図-GPS位置取得 です。
◆GPSヘッドアップ … 地図-GPS表示設定-GPSヘッドアップ + 地図-地図回転リセット です。
◆GPS位置へ移動 … 地図-GPS位置への地図移動 + 地図-地図移動モード です。
◆通常画面 … 拡張-通常画面 です。
◆全画面 … 拡張-全画面 です。
◆全画面+ズームバー … 拡張-全画面+ズームバー です。
■カーソルズーム■
地図の縮尺を切り換えるズームバーを、方向ボタンで操作する機能です。
実行すると上下左右方向ボタンでズームレベルを上下できるようになります。
上下ボタンで1つづつ、左右ボタンで一定ステップ、ズームレベルを上下します。
このとき上下左右ボタンはこの機能専用になるので、地図移動モードで方向ボタンによる
地図移動が出来なくなります。
ズームバーが表示されていない場合、ズームバーを表示し、操作終了後、
ズームバーを表示しない状態に戻します。
不安定な場合があるので、ズームバーは表示しておくことを推奨します。
■仮想画面■
Windowsの仮想デスクトップのような仮想画面機能です。
実行するとフルスクリーン表示になり、現在位置を中央とした縦横5倍の仮想画面を設定します。
(縦横どちらかの画面サイズが320ピクセルより大きい場合、縦横3倍)
◆仮想画面(中央の四角の範囲が最初の表示位置)
仮想画面は上下左右方向ボタンで表示範囲を移動できます。
仮想画面を解除すると、現在表示されている範囲が現在位置になります。
なぜこのような機能を用意したかというと、折れ線入力がカスタム情報選択モードでしか行なえず、
かつ狭い画面内でしか入力できないからです。
折れ線入力→地図移動モード→地図移動→折れ線入力→地図移動モード→地図移動→……
と、頻繁にモードを切り換えなければならないので、なるべく地図移動モードに切り換える回数を
減らすために仮想画面機能を付けてみました。
メモリやCPUパワーを使うため、動作が遅く、環境によっては実用に耐えないかもしれません。
■メンテナンスモード■
現状のPMDFullScPlusはシステムが不安定になることが多いです。まだ原因が掴めていません。
そこで実行ファイル名を変えて実行することで、一部機能をオフにするメンテナンスモードを搭載しています。
なんか、不安定だな〜と思ったら、試してみてください<(__)>
(作者の環境ではMモードが有効なような。メニュー関連でメモリリークでもしているのか。。。)
各モードは併用できます。
PMDFSPlusMT.exe
とすると、MモードとTモードが有効になります。
表記する順序はM S Tの順です。すべてのモードを有効にするには
PMDFSPlusMST.exe
というファイル名にします。
本来バグフィックスが終了してからソフトはリリースするべきで、
このようなメンテナンスモードを晒すのはみっともないのですが、
スキル不足で見通しが立ちません。
アルファ版扱いということで、ご了承ください。
◆M:メニュー取得オフ
PMDFullScPlusのポップアップメニューは、PMDの現在のメニューを取得して反映させています。
このメニュー取得・反映の過程でシステムが不安定になるのかもしれません。
見直しても文法上は問題ないし、エラーも出ないのですが。。。
PMDFSPlusM.exe
PMDFSPlusMS.exe
PMDFSPlusMT.exe
PMDFSPlusMST.exe
とファイル名を変えて実行すると、メニュー取得・反映が無効になります。
現在のPMDの状態が把握できなくなります。
◆S:タップ&ホールドメニューオフ
PMDFullScPlusのタップ&ホールドメニューはPMDのタップ&ホールドメッセージを取得して表示しています。
このメッセージ取得の過程でシステムが不安定になるのかもしれません。
元のタップ&ホールドメニューを強制的にオフにしたりしますし。
PMDFSPlusS.exe
PMDFSPlusMS.exe
PMDFSPlusST.exe
PMDFSPlusMST.exe
とファイル名を変えて実行すると、タップ&ホールドでのPMDFullScPlusメニューが無効になります。
メニューを出すにはmenuオプションをつけて実行する方法のみになります。
◆T:タスクバー強制表示オフ
フルスクリーン状態だとタスクバーが非表示になり、入力ダイアログ画面などでokボタンが
押せないなどの問題が生じます。
そこでそのような問題が起こる場合、一時的にフルスクリーン状態を解除するようにしています。
タスクバーはSIPを表示するようにすれば表示されるので、必ずしもこの動作は必要ありません。
ご使用のデバイスがokボタンを備えていれば尚更です。
よって、この一時的なフルスクリーン解除を無効にすることも出来るようにしました。
PMDFSPlusT.exe
PMDFSPlusMT.exe
PMDFSPlusST.exe
PMDFSPlusMST.exe
とファイル名を変えて実行すると、一時的なフルスクリーン解除が無効になります。
■対応機種■
Windows Mobile 2003以降。
Pocket Mapple Digital Ver.9,Ver.10用。
PMD Ver.9とVer.10はメニュー構造が異なるため、別バイナリになります。
対応したPMDFullScPlusを使用してください。
なお、PMD Ver.10はWindows Mobile 5以降でしか動作しません。
■バージョン履歴■
ver. 0.02i
・Pocket Mapple Digital Ver.10に対応。
・「MioMapに切り換え」対応不足バグフィックス。
・常駐時のPMD終了時にメモリリークする対策。
ver. 0.02g
・ポップアップメニュー2を装備。menu2とmenu2Bオプション追加。
・ソフトキー対応。
・キーリピート対策。
・VGA時仮想画面サイズを3倍に。
・フルスクリーン状態で終了するとフリーズすることがある不具合を改善。
ver. 0.02d
・カーソルズームモードを装備。
・フルスクリーン時のステータスバー表示機能。実行ファイル名オプションにIを追加。
・バッテリー残量表示切替え。menuBオプション追加。
・仮想画面移動量をデバイス画面サイズの1/6から1/4に。
・ラスター地図時ポップアップメニューの地図回転リセットがグレーにならないバグフィックス。
ver. 0.01e
・「MioMapに切り換え」対応不足バグフィックス。
・実行ファイル名オプションにZとNを追加。
・menuオプション時にメンテナンスモードとGPS状態が反映されないのを改善。
ver. 0.01d
・「MioMapに切り換え」対応。
・ポップアップメニューにバッテリー残量を表示。
ver. 0.01c
・ポップアップメニューに現在時刻とGPS接続時間を表示。
ver. 0.00m
・中央に移動を装備。
ver. 0.00k
・仮想画面装備。仮想画面解除時に地図中央を現状へ移動。
ver. 0.00j
・フルスクリーン状態で常にフルスクリーンを実行してしまうバグフィックス。
ver. 0.00i
・メンテナンスモードにMとSを追加。
ver. 0.00h
・ラスター地図対応。
・二重起動終了時に通常画面に戻さないバグフィックス。
・その他微修正。
ver. 0.00g
・公開。
■ダウンロード■
PMDFullScPlus for PMD10 ver. 0.02i
pmdfsplus10_002i.zip PMDFullScPlus for PMD9 ver. 0.02i
pmdfsplus09_002i.zip以下はPMD Ver.9用です。
PMDFullScPlus ver. 0.02g
pmdfsplus002g.zip PMDFullScPlus ver. 0.02d
pmdfsplus002d.zip PMDFullScPlus ver. 0.01e
pmdfsplus001e.zip PMDFullScPlus ver. 0.01c
pmdfsplus001c.zip PMDFullScPlus ver. 0.00m
pmdfsplus000m.zip PMDFullScPlus ver. 0.00j
pmdfsplus000j.zip PMDFullScPlus ver. 0.00g
pmdfsplus000g.zip■サポート■
プログラミングはずぶの素人なので、たくさんバグが潜んでいると思います。
フリーソフトなので自己責任で使用してください。
■謝辞■
非常に有益な情報やソフトをネットで公開してくださっている
作者の皆様に感謝いたします。