最初はHDDが昇天したのだと思っていたのですが、どうやらHDDコネクタ以降(フレキか回路)がだめなようだと判明。
HDDが使えないと普通ノートパソコン自体使えないのと同義なのですが、SS2000にはPCカードスロットがあり、PCカードアダプタを介してコンパクトフラッシュ(以下CF)からHDDのように起動することができます。
SDじゃなくCFを使うのはHDDとより互換性が高いから。
うちにあった10年以上昔のPCカードアダプタが全く問題なく使えたことからも、その互換性の高さがうかがえます。
(ちなみに20MBのCFが挿さってました(^^;)
インストールしたいOSはWindows2000。xpでも基本は一緒です。
以下、そのための覚え書き。
インストールディスクを起動してCFにインストールする方法は使えません。
一見インストールできるのですが、CFから起動する段階で止まってしまい、インストールが完了しません。
PCカードから起動するとハード的にモードが変わるか何かで、OSのセキュリティが働き(要するに別のPCだと認識)、起動を許可しなくなるようです。
boot.iniをいじってみてもだめでした。
そのため、インストールメディアもCFにする必要があります。
私はPCカードからDOSを起動し、インストールプログラムを起動する方法をとりました。
DOS起動できるCFを作成するためにHP USB Disk Storage Format Toolを使用します。
USBメモリをDOS起動ディスクにするツールです。
今更DOSなんて持ってないよ!という人は以下参照。
http://bootdisk.com/bootdisk.htm
http://orz.kakiko.com/kaeru/usbboot/dos_boot_usb_memory.html
http://www10.plala.or.jp/palm84/dosdisk.html
作成できたらDOSが起動できるか確認。
次にDOSの日本語環境を整えるか、CONFIG.SYSに
COUNTRY=001,437,COUNTRY.SYS
を追加。インストールプログラムの文字化け防止用。
COUNTRY.SYSはインストールディスクのI386フォルダに圧縮されて入っている(COUNTRY.SY_)ので、EXPAND.EXEで伸張し、CFにコピー。
Windows2000やxpパソコンのWindows\system32フォルダにもあります。
SMARTDRV.EXEもできたらCFにコピーしておいて、インストール実行前に実行しておくといいのですが、Windows98系のOSにしか添付されていないようです。
インストールディスクのI386フォルダを丸ごとCFにコピーします。
これでインストールの準備は完了。
PCカードでDOSを起動し、I386ディレクトリのWINNT.EXEを起動します。
あとはインストールプログラムに従ってOSをインストール。
PCカードから起動すると、PCカードがCドライブになりますが、リムーバブルディスクと認識され、ソフトのインストールができないことがあるそうです。
そんなときは以下参照。
http://www29.atwiki.jp/mobile_no_hdd/pages/13.html
Transcend 400x 8GB CFを使用しましたが、とりあえず実用的な速度で動いてます。
唯一気になるのはサスペンドしてレジュームすると、PCカードがPCMCIA-MTD-0002と認識されてしまうこと。
ハードウェアの安全な取り外しアイコンが表示されてしまうのが問題。
うっかり取り外してしまうとフリーズしますので。
アイコン表示しないようにすれば解決だけど、USBストレージを日常的に繋ぐのでアイコンないのも困るし。
…これでしばらく凌げるかな。
いまだにWindows2000ってのが少し問題だけど、めったにネットには繋がないし。
ノートパソコン新調するのも結構お金かかるしね(^^;